板金修理をしたことがある方は、車を売却しても査定に影響があるのではと心配な方もいらっしゃるでしょう。ここでは板金修理は査定に影響があるのか詳しく説明していきます。
結論を先に言えば、板金修理をしたことによりも傷の程度によって査定が変化します。
1.板金修理とは
板金修理とは、事故などによりへこんでしまった車のボディを修繕する修理です。主に板金作業をすることで、工具で叩くなどをして表面の段差をなくしていきます。さらにその上から塗装をする作業をいいます。
2.査定への影響
板金修理の度合いにより査定が変わってきます。軽度の板金修理であって見た目が奇麗であればほとんど査定に影響はないのですが、ボディの骨格が変わってしまうようであれば影響があります。
例えば爪でひっかいたくらいの傷であればほとんど査定に影響がないと思ってください。事故を起こさなくてもこれくらいの傷はついて当然だと買取業者も考えます。
再塗装をした場合は、傷の大きさによって変わってきます。30cm以上の傷であれば数万円金額が下がる可能性があります。
さて板金修理をした場合ですが、一般の整備士でも修理できないような傷であれば10万円以上の減額の可能性もあります。しかし傷が10cm以内であれば1万円以下~3万円程度の減額で済むのではないでしょうか。
またこの査定は業者によって異なるので、傷があってもあまい査定をする業者を選ぶことも重要でしょう。
3.正確に申告を
審査に影響がある可能性があるからといって、板金修理をしたことを隠していてはいけません。必ず申告をするようにしてください。車を売却したあとに板金修理をしたことがわかると、賠償問題になる可能性もあります。
4.自分で修理をしない
傷があると査定に影響する可能性が高いです。しかしそうはいっても査定前に自分で傷を修正するようなことはしないでください。まず修理に失敗をすると、査定額がさらに下がる可能性が高くなります。
また修理に成功をしても、修理代金の方が影響した査定額よりも高くなってしまうことが多くあります。
しかしメーカーの保証対象など、自分で支払う必要がない場合は修理をしてください。負担がなく査定額をあげられる可能性が高いです。
板金修理自体は査定にあまり影響ありません。しかし影響があるのは、傷の大きさです。大きな傷が残っていると、それだけ査定額は下がってしまいます。